前回の記事では、マインドフルネスについてご紹介しました。今回は「マインドフルネス」を練習する方法をお伝えします。
マインドフルネスとは、どんな考え方なのか
マインドフルネスを一言で表すと
「今 この瞬間を 評価や判断する事無く ただ見る事」
沸き起こる感情や、自動的に増幅する思考に巻き込まれる事無く
今、 この瞬間の事実のみを見る事です。
実践:食器洗いをマインドフルネスで捉えると
皆さん、食器洗いはお好きですか?多くの方が「面倒臭い」「後回しにしたい」と思っていらっしゃるのではないでしょうか?
ネガティブパターン
洗わなければならない食器が溜まっている
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仕事から帰ってきて疲れてるのに、食器洗いやりたくないなぁ~
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この間も私が洗ったんだから、今日は家族の誰かが洗ってくれないかなぁ~
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(一向に食器洗いをする気配が無い家族を見て)イライラ・・・
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なんでいつも私ばっかり!、イライラ・・・
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重い腰を持ち上げ、イライラした気分のまま食器洗いをする
続いて、マインドフルネス食器洗い
洗わなければならない食器が溜まっている
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(食器洗い=嫌だ・面倒臭いという思考が始まる前に)食器洗い開始!
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今 この瞬間を 評価や判断する事無く ただ見る
↓
洗剤の泡で、食器の汚れが落ちていく感覚に集中
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洗剤を洗い流す水の流れや温度に集中
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汚れの変化、水の流れに集中している間に、気付いたら食器洗いが終わっていた!
これは食器洗いでなくても実践出来ます。
例えば、お風呂に入る時。無意識に自動的に何となく体や頭を洗うのではなく、手で自分自身の身体に触れた感覚や、シャワーのお湯の温度、その流れに集中してみてください。
普段であれば、上の空で色んな事に思いを巡らせながらただ何となく行っていたカラダ(アタマ)を洗うという作業がセルフヘッドスパ、セルフマッサージの様な感覚に変わってくるのです。
簡単な日常生活の事からはじめてみましょう
今回ご紹介した「食器洗いマインドフルネス」「お風呂でマインドフルネス」は私が特にお気に入りのトレーニング方法です。
水(お湯)に触れる事は脳を癒す効果があるので、実践すると、今、この瞬間に集中する集中力が高まるだけでなく、脳も癒されリラックスでき、気持ちがスッキリする感覚になる事が期待できます。
イヤイヤ食器を洗うことや、流れ作業でカラダを洗ってしまってはもったいないです。
日常生活の中で、マインドフルネス力を高めておけば、ビジネスシーンで心が乱れそうになった時に応用できるようになるので試してみてください。