マラソンブームだといって、マラソンを始めましょうと言うのではありません。
一日中デスクワークしたり、車で移動、パソコンやスマートフォンを見過ぎていると感じるならば、より身体を動かす機会をつくってみましょう。新しい運動に挑戦してみませんか。

有酸素運動と呼ばれる平常を上回るレベルに心拍数を上げて、一定時間それを保つ運動は、心拍機能を鍛え、血液の循環が良くなります。
無酸素運動のヨガ、太極拳、気功などは、筋肉だけでなく、主要な器官系をもストレッチし、調子を整えていきます。神経系に働きかけ、身体に活力を与え、心が整ってきます。
年齢や好み、健康状態を考えながら、自分にあった運動を見つけてみましょう。

どんなスタイルで運動したいでしょうか?
一人がよければ、自宅で器具を使い、オンラインのレッスンを行うこともできます。大勢の人がいる方が良い場合は、ジムや教室に入るのもお勧めです。チームスポーツなら、チームを探し、参加しましょう。
インストラクターに習う場合も、レッスンに参加するか、個人指導をお願いするなど、自分の好みを明確にしてみましょう。

ヨガ

全身のあらゆる器官と筋肉に体系的に働きかけます。身体の表面だけでなく奥深くまで血液の循環をうながし、すべての器官を養い、筋肉と腱の組織を軟らかくします。ヨガの呼吸法は神経系に直接働きかけ、リラクゼーション効果も期待できます。
ヨガは、種類も多く、パワーヨガと呼ばれるものなど、自分の好みを探してみましょう。初心者は、指導者につくと良いでしょう。

気功

呼吸のテクニックに正確な動作と精神集中を加えたホリスティックなものです。
誰にでもできるもので、身体が弱っていても、座って行うこと、寝たままでもできるエクササイズもあります。

ウォーキング

いつでも、どこでもできるものです。大股で腕を振る意識をして、今より時間をとって行ってみましょう。平坦な道ばかりでなく、坂道や階段の場所をルートに入れてみることもお勧めします。

ウェイトトレーニング

指導者に依頼して、自分の体力評価、トレーニングプランを作成してもらい、定期的なチェックも行います。筋肉をつけて身体を整えたい人に良いでしょう。

水泳

有酸素運動として、また、筋肉を整え、持久力を伸ばす点で優れたエクササイズです。
関節が弱く、ランニングなどの衝撃の強い運動ができない人には適しています。水中の浮力により関節への負担が減ります。
リズミカルな動きと全身にかかる水圧によって、リンパの動きを高める優れた運動です。

サイクリング

屋外でも、屋内の備え付けバイクでも、下半身を鍛える理想的な運動です。
循環系の機能と耐久力を高めるシンプルで効果的な運動です。ただ、普通の自転車では上半身を鍛えることはできません。
何か別の運動と組み合わせることが必要そうです。

ダンス

ダンスには、いろいろな種類があります。バレエ、ベリーダンス、サルサ、社交ダンス、フラメンコなどなど、鑑賞したことがある人も多いでしょう。
何よりも、自身で踊ることは楽しいです。筋肉増強、柔軟性、協調性なども高まるでしょう。気分が明るくなり、心も豊かになりそうです。
社交的な場で運動したい人や、いかにも運動らしい運動が苦手な人には理想的かもしれません。

乗馬

乗馬もスポーツです。確かに馬術は、動物とともに行う唯一のオリンピック競技ですよね。
あまり体を使わないように見えますが、馬上でバランスを保つために全身の筋肉を使っています。
姿勢を正していくので、骨盤のゆがみや体のバランスを整える効果もあるとされています。
自然の中で、普段よりも高い目線で走る爽快さは、乗馬の魅力の一つのようです。
また、なんといっても馬と触れ合うことで、心が癒されます。 アニマルセラピーも、注目されています。


ぜひ、新しい運動を探して、日常生活に取り入れてみてください。